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空間配置

12.01.2020

最近すごく好きな言葉が「空間配置」です。

 

昔の話になるのですが、

とある方がいて、

その人はいつも色々なものとか人、

すべて変態的なものなんですが紹介してくださるんですよ。

 

それで、

以前、

何か宮城県の郊外で、

ずっと書道の先生をされていた女性がある時に荒地を切り開いて畑を作り、

そこで取られたものを提供する場を開業されたみたいで、

もう一回で四人ぐらいしか入れないみたいなのですが招待されたのです。

 

そしたらですね、

その「場」がものすごく居心地が良かったのです。

 

お店でも家でも、

インテリアとか、

空間に何を置くかのセンスって、

これはもう習うものじゃないと思うのです。

 

インテリアや美術品というのもひとつひとつ個性が強い場合に、

「何をどこに置くか。もしくはどこに置いてはいけないか」

って完全にセンスの世界になってくる。

そういうセンスを学ぶために生きるんじゃないかって気がするのです。

 

たとえば、

夏の暑い日に来客がきて、

「なんとなくこの人に出すお茶は氷を入れない方が良い気がする」とか、

そういうことに気づくセンスって、

日常という「生もの」の世界で色々感じ取ってきた方にできる術だと思うのです。

 

これまたお客さまでパリでパティシエとして自分のお店を開業する方にこの前お会いしたのですが、

ケーキっていうのもひとつの空間配置の世界でしょう。

 

ケーキという一つの空間の中に何を置くか。

個性が強い素材を配置するなら、

それは手の加えようによっては、

「口に入れた瞬間に事件を起こす」

食材になり得るかも知れないけど、

他の味を殺す毒にもなりうる。

 

そういう、

空間配置のセンスって

 

「今ここに何を置くか。私が今置こうとしている素材は何なのか。それを徹底して私は知っているかどうか」

 

っていうわけのわかんない感覚につながることだと思うのです。

 

異質を作り出す空間って、

その空間に入った者を一瞬フリーズさせる。

 

「え、なにこれ?」

 

と、

今まで自分が生きてきた世界の経験では、

そこに何が起こってるのかを説明できない。

 

だから身近なところではラグジュアリーホテルってその空間配置の魔法がかなり入念にかけられています。

そこに来る人々の日常性を解くために。

 

それと、

味にまつわる「刺激性」と「好奇心を駆り立てささせる」と「ズシーンと響くもの」って、

いわゆる官能の世界につながりますよね。

 

その話をすると収集がさらにつかなくなるのでこの辺で。

 

 

 

以上。

 

 

神鷹のコラムでした。

 

 

 

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