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ドアの外から入ってくるもの

12.01.2020

お医者さんとか、

後は個人経営の美容師さんとかもそうらしいのですが、

つまり「個室があって予約したお客さんが入ってくる仕事」

そういうお仕事をされている方って、

クライアントがドアに入ってきた時の雰囲気というものをとても重視するそうなのです。

 

たとえば個人で美容室をやってる知人に聞いたら、

ドアから予約のお客さんが入ってきた時の表情とか雰囲気をすごく見るのだそうです。

そこで「こんにちは」って声を掛けたらもう「こちらに合わせてくれている表情」が出てきてしまうから。

 

ドアから内側は「自分がいる世界」であり、

ドアから外というのは「外部の世界」。

その外部の世界からある人が入ってきた時に、

そこの空間がどう変わるか。

その人にどういう空気を感じるか。

そういう察知能力って、

大げさな話かも知れないけど、

生きる上でとても大切な能力だと思うのです。

 

有名な話で「シャーロック・ホームズ」シリーズを描いたコナン・ドイルの師匠はお医者さんをやっていて(エディンバラ大学の医学部主任教授で、

外科医のジョセフ・ベルという人)、

その師匠は診療所にクライアントが入ってきた時の雰囲気、

歩き方、

喋り方、

日焼け後などの情報をつぶさに観察をしたみたいなのです。

その情報だけでクライアントの経歴、

病状などを言い当てることが出来たという逸話があります。

 

話を戻して、

「ドアの向こう側から入ってくるもの」を見定める能力というものは生きる上でとても大切な能力なのだと思っています。

 

引っ越しのバイトをしていたときに、

「住む人が誰もいなくなった家」って本当に独特の雰囲気なんですよ。

離婚して奥さんが出ていってしまった家と、

仲の良い家族が一家ごと転勤で退去する家って、

誰もいなくなった後でも全然空気が違う。

 

極端な話、

悪い空気しかないようなところでは個人がいくら努力をしても、

その努力は花咲かない。

何かを作ろうとする上で、

そして何かを見る上で一番最初のステップになるのは、

自らの空気を作ること。

それは別に大げさなことではなくて、

特別な気持ちを込めて朝に香水をつけたり、

スイッチが変わるメガネをかけてみたり。

自らの空気を耕すことを気に掛ける者は、

自分を良くするものの空気も察知することができます。

 

 

 

以上。

 

 

神鷹のコラムでした。

 

 

 

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