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古い脳と新しい脳

16.05.2019

生物学的に脳の発達を見た場合、

脳は生物の進化の度に、

そっくり別の形に作り変えられてきた訳ではなく、

進化によって『増築』を繰り返してきたことがわかっています。

 

よく言われるが、

『爬虫類脳』、

『哺乳類脳』、

『人間脳』というように大きく三層の構造として見て取れます。

 

原始的な反応を示す爬虫類脳の上に、

 

社会的営みを可能とした哺乳類脳が増築され、

 

さらに、

時間や空間を把握して論理的に考えられる人間脳が増築されてきました。

 

ですから、

例えば美味しい食べ物が目の前にあったとき、

匂いを嗅いだ瞬間、

原始的な反応として“食べたい欲求”が出ます。

 

特に食欲の場合、

生物の歴史はずっと飢餓状態との戦いでした。

まさに『カロリーをどれだけ取れるか』が生活の中心だった訳です。

 

人間の時代になっても、

日常的にカロリーオーバーになるようになったのは、ここ最近の話です。

 

スーパーに、

一日の閉店後もまだ山のように食べ物があるってのは、

ずっと食べ物を探しているような時代からしたら、

とても凄いことです。

飢餓状態が普通なので、

まずは爬虫類脳から“食べたい衝動”が出てきます。

 

それに対して、

未来を見据えて『太るから』とか、

バランスを考えて『これ以上は』とか、

いろんなことを新しい脳で判断していきます。

 

基本的に、

古い脳は『短期的に満足を得たい』方向に考えます。

 

それを、

人間脳は『長期的にどうか』を考えます。

 

ここに葛藤が生まれてきます。

 

この葛藤に対して、

『自分は欲深い』とか、

『自分は我慢ができないダメなやつ』と、

意思や意識だけの問題にすると、

自分を抑圧するばかりで、

精神的にはよくありません。

 

生物学的には、

欲する方が当たり前ですから、

そこにどう折り合いをつけていくのかが大切になってきます。

 

『ライフワークを考える』ということは、

長期的に自分の人生を見ることにつながります。

 

それによって自然と、

短期的な満足の方に意識が向く頻度が低くなるということも、

古い脳のコントロールの一つです。

 

古い脳の起こす、

『短期的欲求を満たす機能』と、

新しい人間脳が起こす、

『長期的でクリエイティブな機能』をうまく使いこなしていきましょう。

 

 

以上。

 

 

神鷹のコラムでした。

 

 

 

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