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経済学と心の豊かさ

26.04.2019

経済学的な視点から歴史を見ていくと、

18世紀以降の産業革命の流れから、

近代資本主義へのシフトで、

随分と考え方、

価値観が変わりました。

 

それ以前は、

現在の経済学的な視点は、

神学が担っていたと言われています。

 

中世ヨーロッパではキリスト教の力が絶大でしたから、

例えば『価格を決める』ということも、

神学的視点で、

『どう決めることが人のためになるのか?』と、

神の視点も含めて“適正な価格”というものを考えていました。

 

そこには倫理観、『人間』『心』というものがありました。

 

しかし、

近代資本主義、

科学至上主義といった流れの中、

神の存在は否定され、

合理的なものばかりが求められ、

ひたすら数字が求められる中で、

 

『人間』というものは疎外されていったという流れがあります。

 

経済学者のアダム・スミスは『見えざる手』と言いましたが、

そこには、人間が欲や利益を追求していくことで経済は回り、

 

それは全体の調整作用が働いてダイナミックに動いていくから、

『善い行いだ』という価値観が定着しました。

 

利益重視の考え方は、

近代資本主義においては善なる行いなんですね。

 

でも、

ただ『利益の追求が正しいのだ!』と言われると、

どこか腑に落ちない感じがします。

 

それは、

近代資本主義のパラダイムで、、

『人間』や『心』を経済から外していることに違和感を感じるからです。

 

『何が“人の”ためになるのか?』という視点から、

『何が“経済発展の”ためになるのか?』という視点へと

ガラリと変えたのが、近代資本主義の考え方です。

 

ニュースでもとにかくGDP(国内総生産)の数字が上がるかどうか

ばかりが言われて、

『今回上がったから、みんな幸せになりますよ』と言わんばかりの考え方にどこか違和感を感じます。

 

『経済』は人が回しているのに、

人を疎外しているという矛盾した歪みを、

近代の資本主義や経済学ははらんでいると感じています。

 

ちなみにGDPだけ見ると、

2010年のGDPの値は500兆でしたが、現在は550兆まで上昇しています。

この経済的上昇が、

気持ち的にも豊かになっているかは個人的に見ておく必要があるでしょう。

 

むしろ、

自分の心と向き合って取り組んでいる人は、

経済的豊かさは変わらず、

もしくは下がっていたとしても、

『心の豊かさ』においての上昇率の方はまさっているじゃないかと。

 

これからの時代においては、

『経済』と『心』を分離していたところから、

もう一度『経済』と『心』の融合が進んでいきます。

 

これは男性性と女性性の融合という視点見ることもできます。

 

この新たな流れは、心も経済的にも個人レベルで豊かさを感じられる時代になっていくと感じています。

 

もちろん、

そのような融合的な取り組み方をした人と、

 

今までの資本主義パラダイムに浸かりきって

分離しながら進む人との『2極化』が、

まずは数十年単位で進んでいくと思いますが。

 

本当の自分を見つめて、

この場が自分の場なんだと、

使命感を持った働き方ができる人が、

どんどん増えていく時代だと思います。

 

これからの子供達の時代は、

経済と心の融合した時代です。

 

仕事に、

使命感とワクワクを感じながら取り組む、

私達がそんな指標となる背中を見せていきましょう。

 

以上。

 

 

神鷹のコラムでした。

 

 

 

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