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3つの意識

20.04.2019

住吉大社は、

筒男三神(ツツノヲサンシン)という

海運・海の神様を祀っています。

 

住吉大社の筒男三神から、

お話を展開していきます。

 

筒男三神とは、

底筒男命(ソコツツオノミコト)

中筒男命(ナカツツオノミコト)

上筒男命(ウワツツオノミコト)

という海の神様です。

 

住吉大社では、

それぞれの社が縦に3つ並んでいます。

 

これは、

昔、海を渡って行くときに、

オリオン座の3つの星を目印にしていたので、

その象徴と言われています。

 

オリオン座が夜空に登るとき、

3つの星が縦に登り、

そして横になり、

また縦に沈むことから、

目安にしていたそうです。

 

また、上、中、底は、

海の流れ、潮の流れについての象徴とも言われています。

 

表層の流れとして、

月の影響による干潮や、

川からの流れや風を受けて変わるような『潮流』があります。

 

変化しやすい海の流れです。

 

もう少し、

深い流れが海流となり、

日本では、

黒潮(日本海流)や親潮(オホーツク海流)があります。

 

潮流ほど変化が著しくはありませんが、

流れはその時々で変わります。

 

そして、

深層を流れるほとんど変化しない海流として、

海洋大循環(グローバルコンベアーベルト)という流れがあります。

 

これは塩分濃度の影響で、

北大西洋で沈み込んだ海水が、南極付近まで南下し、

オーストラリアを回り込んで、北太平洋で浮上して、

またインド洋を通って北大西洋まで戻るという大循環が行われています。

 

これを『意識の3層構造』のメタファー(見立て)として見ている人もいます。

 

顕在意識、潜在意識、無意識の3層が、

この3つの流れに似ているという感じです。

 

顕在意識は、

表面的ないろいろな出来事に影響されて変化しやすい意識帯です。

 

潜在意識は、

例えば、

好みなどはそうそう変わらなかったりするように、

影響をダイレクトには受けませんが、

表面的には見えない変化は起こっています。

 

そのさらに奥の集合的無意識層は、

ダイナミックな大きな流れで、

人々は繋がっているということの象徴として見ることができます。

 

この三つの意識を“一体化”して行くほどに、

心の摩擦は少なくなっていきます。

 

全ての流れを見て行くことで、

自分の心のどの深さにとっても、

心地よさを感じる方向性を見出しやすくなります。

 

それが、

筒男三神の意味として見えてくることです。

 

この三神が一体化した住吉老人は、

難波神社の仁徳天皇と並び言霊の神様とも言われています。

 

言葉には、

その『言語自体』と、そこに込めた『想い』、

そして『態度』があります。

 

例えば、

彼女が彼氏に込めた思いが、

愛しているということでも、

 

態度が今にも泣きそうな表情で、

選んだ言葉が『ほんと嫌い!』という言葉だとしたら、

 

想いは伝わらずにケンカになってしまったりするかもしれません。

 

こういったことが日常的によくあります。

 

密教では『身口意(シンクイ)』と言いますが、

態度と言葉と想いを一致させていこうということです、

 

3つの意識は、

この3つのメッセージに影響し、

これが言霊となって伝わります。

 

ここなかなか、

自分で見るのも難しいのですが、

コミュニケーションにおいては、

非常に重要な視点でもあります。

 

住吉大社には、

4つ目の社に『息長足姫命(オキナガタラシヒメ)』が祀られていますが、

この姫に関してはまた別の機会にします。

 

それぞれの心の深さで、

自分自身を見て行く視点を持っておきたいですね。

 

そして、

本当の気持ちが伝わるコミュニケーションをしていきましょう。

 

以上。

 

 

神鷹のコラムでした。

 

 

 

 

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