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環境

11.12.2018

朱に交われば赤くなる。


ということわざがありますが、
これが科学的にも証明されてきています。

 

『環境に身を置く』ときに知っておきたい
人の持つ2つの機能についてです。

 

皆様は、
『ミラーニューロン』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?


以前にもコラムにしましたね。

 

まず一つ目は、
人間の脳機能的な部分にあるミラーニューロンを紹介します。

 

これは、
霊長類などの高等動物の脳内信号を送る細胞を研究していた中で発見されたものですが、

他者が行動するとき、
それを真似るかのように働く脳細胞が発見されました。

 

他者と同じような振る舞いをすることで、
危険なことから逃れられることにつながるため、

特に群れを作る動物は持っているとされる脳内細胞の一つがミラーニューロンです。

 

例えば、
目の前にいる人が、
泣いて悲しんでいるのを見ると、
脳内では、
あたかも自分が泣いて悲しんでいると感じるように反応します。

 

ですから、
前向きで向上心のあるグループに属するのと、

愚痴ばかりのグループに属するのでは、

脳内では、
それをあたかも鏡の中の自分のように感じて、
真似をしてしまうシステムがあるということです。

 

運が良くなりたければ、
運がいいグループに入れば、
自分も勝手に運が良くなっていきます。

 

朱に交われば赤くなることが、
脳機能的にも証明されてきました。

 

もう一つはデザインの分野から
お伝えします。

『環境を設定すれば、人はなんとなく
そのような振る舞いをしていく』
というような考え方で、

これを『アフォーダンス』と言います。

 

例えば、
これを活用したのがアップルです。

 

アップル製品には、
分厚い説明書がないです。

iPodのようにデザインを突き詰めて考えれば、
なんとなく人はそのように振る舞うということです。

 

なんとなくiPodが、
『ここ押してみたら?』
『ここ回してみよう!』
みたいに訴えかけてくるかのように、
デザインされているということです。

 

スマホのアプリは、
そんな感じで直感的に使えるようデザインされているのは、

この『環境側を設定すると、人はそのような振る舞いをする』
という機能を見越して作られているからです。

 

この視点から見えてくるのは、
例えば、
パソコンがわからないという人は、
パソコンを使う環境に入れば、
自ずと見えてくるものがあるということです。

 

環境にいない時は、
『わからないところもわからない』
という感じですが、
それが、
『わからない箇所がここだと見える』というように、

言葉で教わるだけでなく、
なんとなく環境側から、
『ここだよ』と教えてもらえるのです。

 

それを受け取る機能が人には備わっているというのが

デザインの分野の考え方です。

 

脳は、
環境の真似をするし、
環境側からの信号に、
しっかり反応するということを機能として持っています。

 

ですから、
自ら環境を設定していくことは、
とても大切なことです。

 

以上。

 


神鷹のコラムでした。

 

 

 

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