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人生の意味

02.12.2018

私達は、
自己啓発的に『私の生きる意味は?』
『何をしていけばいいのか』などと考えます。

 

この時、
反面として『私の生きる意味なんてない』
『私はいなくても同じ』
というある種のニヒリズム(虚しさ主義)を生んでしまいます。

 

意味はあるのか?


ないのか?


と考えると、
どちらも考えられてしまうという状態になります。

 

意味があると考えて、
前向きに進めるならいいのですが、

無いと考えて後ろ向きになることも、
そして無いということを証明するかのように、
自分を否定されるようなこともよく起こる方もいるようです。

 

ここに対して、
全く違う発想をした心理学者がいます。

 

第二次世界大戦で、
まさにこの世の地獄と言われた、
ナチス強制収容所から生還した心理学者フランクルです。


強制収容所では、
死は本当に身近な存在だったとフランクルは語ります。

 

毒ガス、銃殺、餓死、凍死、と、
『もう未来はない』と思える状況下においても、
なお生きる希望を失わなかった人たちのことを綴った、
『夜と霧』は世界中で大ベストセラーとなり、
日本でも、
あの『紀子様の愛読書』としても有名となりました。

 

フランクルは、
そうした生きる希望という実体験から、
心理学者として分析し、

『人生の意味を求める問い』を逆転させました。

 

フランクルはこのように語ります。

 

『人生が人間へ問いを発してきている。
したがって、人間は、人生の意味を問い求める必要はないのである。
人間はむしろ、人生から問い求められている者なのであって、
人生に答えなくてはならない。
人生に責任を持って答えなければならない。』

 

自分が意味を見出すのではなく、

人生の意味とは、
逆に『人生から求められているものだ』
という発想です。

 

自分の生きてきた人生から、
その問いを聞き取って、
全力で答えていくことで、

自分の人生は、
それを待っているということが、
フランクルの考え方です。

 

人生には、
ふとした時に予期しないことが起きます。

 

病気や事故、そして強制収容所送り、

そんな中でも希望を失わない人は、
『必要としてくれる人がいる』と思えている人です。

 

家族や恋人はもとより、
仕事でも特にそうで、
そこに使命感が強く湧き出るのです。

 

その『必要としてくれる人のために』という使命感が、
自分のやるべきことを見定めさせ、
生きる希望となり、

どんな運命をも引き受けた上で、
それでもなお創造性や成長を促します。

 

ですから、
人生の意味は『あるのか』と追い求めるのではなく、

人生から問われている、
その問いに答えていくというスタンスが大切です。

 

『なすべきことを必要としてくれる人、待っている人』

 

それがイメージとして湧き出てきた時、

ライフワークが現実的に見えてきます。

 

今まで私の中では、
フランクルはそんなに意識にはなかったのですが、
改めて、
結構重要な視点を教えてくれていたことに、
改めて気が付きました。

 

フランクルは次の3つの質問を常に自答しようと述べています。

 

・ 私は、この人生で、今、何をすることを求められているのか

・ 私のことをほんとうに必要としている人は誰か。その人は、どこにいるのか

・ その誰かや何かのために、私にできることには、何があるのか

 

 

人生からの問いにどう答えるのか?
その態度こそが大切だと思います。

 

そんな人生の意味やライフワークについて
一緒に考えながら学びましょう。

 

以上。

 


神鷹のコラムでした。

 

 

 

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