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人は不幸にフォーカスしやすい生き物

15.10.2018

人間の意識は、幸福よりも不幸の方に
傾きやすい傾向が有ります。

 

「不幸を過大評価する意識」


心理学と経済学を掛け合わせた分野に、
行動経済学というものがあります。


行動経済学では、
人間が合理的な生き物ではなく、
いかにその場の感情に流されるかを研究しています。


その代表的であり、
もっとも根源的な研究に、
イスラエルの心理学者カーネマンが発表した、
『プロスペクト理論』というものがあります。


カーネマンはこの理論で、
ノーベル経済学賞を受賞しています。


この理論が証明したのは、
『人は幸福より、不幸の方が大きく感じやすい』

というものでした。

 

例えば、
株で時価総額が、
A:5000万円から2000万円に減った場合と、
B:1000万円が1100万円に増えた場合では、
Aの方がもっているお金は大きいにも関わらず、
減った額に引っ張られて、
落胆の度合いが大きく感じる傾向にあります。


20億の資産が一気に5千万になってしまった資産家は、
それを苦に自殺してしまったなんて例もある程です。


普通の人から見れば、
まだ5千万円もあるのに、
と思うところですが、
失ったことの不幸感の方が計り知れないのです。

 

また違う実験では、
A:宝くじで3000円当たった場合と、
B:3000円の入った封筒を落とした場合の比較もあります。


人は、
当たった嬉しさよりも、
失った悲しさの方が大きいと感じる

ということが数値的にも高くなると、
証明されています。

 

こういった、
多種多様な質問から、
導き出したものが、
同じ幸福度と不幸度であっても、
『不幸に感じることの方が、意識的には大きくなる』
という事を証明し、
カーネマンはノーベル賞をもらってます。

 

「嫌なことの方がフラッシュバックが多い」


皆様は、
楽しかった思い出よりも、
嫌な思い出の方が、
突然フィードバックしてくることが多いと感じませんか?


生物学的には、
嫌なこととは生存の危機に関わる可能性のあることとして、
重要視され、
記憶されていると考えています。


次に同じようなことが起こった時には、
すぐさま対処できるように、
定期的にフィードバック(記憶を呼び起こし)、
生存への可能性を高めているという見方です。

 

ですから、
人間は楽しかった思い出より、
辛いこと、
特に『嫌だ』と感じることの方が思い出されやすいのです。


不幸の方が大きく感じ、、
さらに繰り返しフィードバックされるんだから、
人間は、『自分は不幸だ』という方に傾きやすいのです。


これは、皆様そうだという事です。


楽しそうに見える人でも、
辛さや生きにくさを感じているんです。


そんな生き物である私達が、
この瞬間に楽しさを感じるにはどうしたらいいのか。

 

「自分なりの夢と価値観を見付ける」
まさに、これです。


自分はどういう未来を描くのか。


そこに向かう意識と、
自分なりの価値観です。

 

夢や生き方を描くことが出来ないと、
自分なりの価値観はなかなか持てません。

 

自分なりの価値観があやふやだと、
よくやってしまうのが
『人と比べる』という事です。


『あの人は、こんなものを持っているが、
私にはない』
『あの人は、こんな仲間いるが。
私にはいない』
などと人と比べて、
自分が劣る方に目が行きがちなんです。

 

逆に、
貧しいストリートチルドレンと比べて、
『私は、なんて幸せな生き方が出来ているんだろう』とは、
なかなか思えないんです。


『人との比較』においても、
不幸な方にばかり焦点が行きがちになるんです。


私が思うのは、
ひとつの出来事には、
陰と陽が半分ずつ含まれているので、
ネガティブに感じることでも
その裏側にある陽の部分を「意識的に見る」ことで、
不幸にもそんなに踏み入れず、
幸福感もちょっと感じながら、
過ごすことが出来ると思っています。


もともと人は、
「不幸にフォーカスして見やすい生き物だ」ということを思うだけでも、
少し気が軽くなります。


私は個別セッションでいろんな人の人生を聞いていますので、
不幸な出来事でも、
上には上がいるもんだとつくづく思ったりもします。


そんな中でも、
自分の夢と人生の価値観をもって進むことで、
未来にワクワクしながら歩んでいけるという事も目の当たりにしています。


不幸に浸らず、
そんな暇があったら気軽に話し合える意識の高い仲間を増やすことです。


皆様とも、
そんな繋がりになれます。

 

以上。

 


神鷹のコラムでした。

 

 

 

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