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感動

08.08.2018

このままでは、
日本が誇る温泉地湯布院は

中国に全て買われてしまうかもしれません。

 

韓国人の方、中国人の方が

嫌だと言っている訳では決してありません。

 

ただ、
サービスのクオリティは確実に落ちるし、

方針の違いからなのか、
ベテランの仲居さんや番頭さんが次々に辞めていき、

いつの間にか老舗の有名旅館に行ったら、

ありがとうごじゃいましゅ

の外国人の方に挨拶される。

 

こうなると日本人はますます行かない。

 

北海道のニセコ状態。

 

外国人による乗っ取り完了です。

 

ニセコの高級旅館に泊まろうとして電話したら、

初めて泊まる宿なのに関わらず、
先にお金を振り込んで下さいと言います。

 

いやいや、
私は初めてだしあなた方のことを知らないし、

会ってもない人にまだ泊まってもないのに、

先にお金だけ振り込めはおかしいだろう?
と食い下がりました。

 

海外のホテルのように宿泊する時に、

顔と顔を合わせて先にカード番号をひかえれば良いではないか?と

顔を合わせる前から先にお金だけ振り込めはおかしいだろう?

 

少々お待ち下さいとそのまま電話を何分も放置され、

責任者は会議だから後でおかけしますと。

 

そして、
もう忘れかけて他の用事をしていた

数時間後に電話が掛かってきて、

やはり先にお金を振り込んで下さいと言う。

 

もはや日本ではない。

 

世界一のパウダースノーで知られる北海道ニセコは、
外国に取られてしまいました。

 

始めは、
こんなことをしていなかったに違いない。

 

でも、
先にお金を振り込ませないと、

部屋の調度品やドライヤーなどの備品を盗まれたり、

お金を払わないで逃げたりとか、
そんなトラブルが多発したのでしょう。

 

日本社会に当たり前のように存在する

モラルやマナーや美意識が失われていく。

 

捕まる捕まらないではない、
バレるバレないではない、
信用で成り立つ社会が壊れていく。

 

やるかやられるか、
騙されたもの負け。

日本もじわじわとそのような社会に

なっていくのでしょうか。

 

現在、
日本に来られる外国人観光客の方は、
2680万人。

 

オリンピックには、
4000万人を見込んでいるといいます。

 

世界の冨の分布は1%の富裕層と、
残りの99%が同じと言われます。

 

例えば、
使われる金額もそれに近しく比例した場合、

4000万人の外国人観光客のうち、
40万人と、
残りの3960万人が、
同じ金額を使う計算です。

 

8000万人に、
日本に来て下さいと言うと、

それこそ日本が外国になってしまうから、

40万人の超富裕層に、
2倍滞在してもらうか、
2倍の金額を使ってもらえれば、

8000万人の外国人に来てもらったのと同じ事になるから、

超富裕層を積極的に呼び込まなくてはいけない。

 

これを「極みプロジェクト」と名付けて、

国土交通省副大臣の秋元司先生が提唱し、
全国の各書店でベストセラーになっていたので

私も読ませて頂きました。

 

例えば、
1泊2食付きで2万円の宿に泊まる人がいる、

その一方で、
1泊100万円のスイートに泊まって、

ヘリコプターで渋滞を避けて、

日本の伝統工芸品をたくさんお買い求め頂いて、

銀座の高級クラブでお酒をたしなんで、

プライベートジェットでお国に帰られたと。

 

1泊100万円のスイートが半分の50万円だとしても、

200万円から300万円のお金を

日本におとしたことになります。

 

そのような方々はもちろん備品のドライヤーや

調度品を盗んだりはしません。

 

6000万人8000万人の外国人観光客がドッと押し寄せるよりも、

超富裕層にいかに長く滞在してもらい、

日本にお金をおとしてもらうことを

考えた方が良いのではないか?

 

これが国土交通省副大臣秋元司氏の考えです。

 

私もそう思います。

 

海外に長く居て、

和食が恋しくなり、

和食や寿司の看板を目にして飛び込んだら、

日本人ではない経営者が経営しており、

味はおろか本当に哀しい寂しい

気持ちになったことが何度もあります。

 

台湾に行った時に、
すぐ近くに居た店員さんに、
メニュー取って?
と言ったら、

時計を指さして、
私はあと5分後からの契約だから

今はまだ動けないと言って、

メニューを取ってくれませんでした。

 

日本が誇る温泉地、
草津、有馬、道後、そして湯布院。

 

湯布院が
今、中国に買われています。

 

二本の葦束
という湯布院の中でも上位に評価されていた宿が

外国人の方の手に渡り、

高値でまた売却するらしいです。

 

この手の輩は、
伝統もおもてなしも別に興味はないです。

 

いくらで買っていくらで売り抜けるか、
その為の道具に過ぎません。

 

ベテランの番頭さんは辞めて、
外国語が出来る外国人スタッフを雇うから

ふすまを立ったまま開けて仁王立ちで入室してきたり、

パタパタとスリッパの音を鳴らしたまましか歩けません。

 

吉本新喜劇みたいな宿に

様変わりしてしまいます 笑

 

もはやおもてなしではなく、
ビジネスホテル並のサービスしか出来ない

雑多な宿に成り果てます。

 

温泉遊びを、
今の若い人は知らないかもしれませんね。

 

地方の駅に降り立つと

タクシーの運転手も良い味出してるし、

お土産屋のおばちゃんもなんだか温かいし、

宿に車が到着するやいなや、
どこで見ていたのか、

さささーっと人が現れて、
荷物を持ってくれて運んでくれて、

のれんをくぐる時にのれんを持ち上げてくれて、

持ち上がったのれんのその向こうに、

三つ指ついて正座でお出迎えしてくれる

仲居さんの姿が見える。

 

お湯は、
循環ろ過と加水加温と源泉かけ流しに分かれます。

 

循環ろ過はスーパー銭湯と同じで、

塩素投入して同じお湯を使い回します。

 

加水加温は、
源泉の温度が熱すぎる時に水を加えて適温にしたり、

またその逆で、
冬場など源泉の温度が低すぎる時に温めたりします。

 

源泉かけ流しとは、
地下数千メートルから噴き出す温泉をそのまま湯量を調節して、

そのまま流しっぱなしにすること。

 

熱すぎるたら湯量を絞って、
冷ましながら源泉のみのお湯で楽しんでもらいます。

 

もちろん、
泉質は薄まっていない源泉かけ流しが1番いいです。

 

温泉遊びは、
この風呂ロケーションと、

料理と、

サービス

の三拍子揃った宿を探すこと。

 

値段が高ければ良いというものでもないです。

 

値段が高くて、
施設が立派でも、
塩素投入循環ろ過風呂はたくさんあります。

 

湯布院の月燈庵(げっとうあん)が売りに出て

中国人が買います。

 

敷地内に吊り橋があって、
長い長い廊下を延々と歩く大自然の中にある宿です。

 

澄みきった自然のままの小川のせせらぎの真横に

源泉かけ流しの岩風呂があり、

山に住む猿か熊にでもなった気分になります。

 

紅葉の時期と雪景色の時期と2回泊まったことがありますが、

それはそれは素晴らしいです。


思わず写真を撮らずにはいられません。

 

月燈庵は料理も美味しい、
料理長はまだ若いですが、
きちんと修行を積んだ方で、
なかなかの腕前です。

 

会席は、
先付 吸物 向付 八寸と続いていきますが、

椀物は腕物と言われるくらい料理人の腕がでます。

 

椀に顔を近づけた時に初めて鼻で感じる香りや、

口の中で広がって混ざり合うハーモニーを、
小さな椀で表現する。

 

お刺身も良いものは、
少しねちょねちょしています。

 

腕のいい料理人は、
定番の香の物とお味噌汁が美味しかったりします。

 

腕の良い料理人は、
調味料を感じさせません。

 

月燈庵は、
この料理長が辞めたらはっきり言って価値は半分です。

 

味の分からない経営者には、
関係ないことかもしれないですね。

 

中国人の方の集客の導線を作っておいて、
転売して終わりでしょう。

 

こうして世界に誇る日本の素晴らしい場所が

外国人の方の手によって損得の道具となります。

 

一方、
同じく湯布院の奥湯布院と呼ばれるところに

無相荘という宿があります。

 

ここもオーナーは外国人ですが、

ジャックマーやスタンレーホーといった

国外のVIPが数多く訪れています。

 

サービスは二流ですが、
食事は美味しいし風呂も良いです。

 

サービスはアバウトで荒っぽいです。

 

日本的な細やかさはありません。

 

なんでも無相荘(無愛想)ですから。
の3文字で片付けてきます。笑

 

しかし、
VIPは、
数回訪れています。

 

なぜか?

 

ヘリポートがあるからです。

 

世界のVIPは山道をタクシーで

2時間揺られたりはしません。

 

空港までプライベートジェットで乗りつけて、
そこからヘリコプターで

宿までダイレクトに降り立ちます。

 

料理と風呂が良ければ、
サービスはそれでカバー出来ます。

 

これが前出の、
国土交通副大臣秋元司氏の提言する
極みプロジェクトです。

 

おもてなしと言ったところで結局、
言葉が出来ないからと中国人の方を雇って、

中国人の方に対応させているのでは、

それで本当に日本を知って頂くことになるのでしょうか?

 

日本の温泉旅館は

季節を3度4度楽しめるパッケージ商品です。

 

同じ景色でも季節によってまったく趣が異なり、

見えないところにも決して手を抜かない職人魂と、
心をこめておもてなしして下さる仲居さん。

 

全てがワンセットのパッケージで完結します。

 

オリンピックに向けて多くの外国人の方に、
日本を知ってもらってファンになってもらいたいが、
荒らされたくはありません。

 

ドライヤーや壁にかけてある絵を盗まれたりして、

ロボットホテルと言われる変なホテルのような

愛のないホテルが増えて欲しくはありません。

 

グローバルスタンダードと言いますが、

世界で1番素晴らしい国は、
間違いなく日本です。

 

用心するだけでは足りない、
警戒するだけでは足りない、
初めから人を信用するな!

「そんな風に絶対になって欲しくない!」

ならば、
国土交通副大臣が提言するように、

国外の超富裕層に来て頂く仕組みや仕掛けを、
もっと考えた方が良いのではないかと私も思います。

 

そして、
それは儲かる儲からないのもの差しではない!


心の経営をして下さる日本人に

オーナーになってやってもらいたい。

 

もちろん、
日本在住の、
本当に心のある外国人の方でも大歓迎ですが。

 

変なホテルのような愛のないホテルが

これ以上増えていくことには絶対反対です。

 

人は効率よく生きていけば良いのでしょうか?

 

刑務所のように全て時間を決められて、

タイムスケジュール通りにロボットのように

正確に生きていけば優秀なのでしょうか?

 

果たしてそうなのですか?

 

変なホテルのような

愛のないホテルを作ろうとする経営者が、
何を目指しているのか、
私には全く分かりません。

 

オリンピックに向けて諸外国から

外国人がどっと押し寄せることは

ほぼ間違いありません。

 

日本人としてどのように対応するのか?

 

おもてなしとはなんなのか?

 

日本人として何を示せばいいのか?

 

効率でしょうか?

 

正確さでしょうか?

 

私は、
日本全国の良い宿をたくさん知っています。

 

知ってるけどここに書いてしまうと

私が泊まれなくなるから書きません。

 

たくさん足を運んで、
皆様が自分で見つけて欲しいです。

 

「感動」

心が動くこと。

 

私は、
人を感動させることが出来る仕事が

1番尊いと思います。

 

目の前の人を笑顔にする仕事が

1番素晴らしいと思います。

 

皆様が、
温泉旅館に日本の良さを探しに行けば、
日本の温泉旅館を一つ守れるかもしれない。

 

それが、
日本の心意気を守ることだと、
私は確信しています。

 

 

 

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